リフォーム

遵法意識 その2

先日、同じような内容で日記を書いたが今日はその続編

日本には憲法をはじめとして様々な法律が定められている。
建物に関する法律でも建築基準法や都市計画法・建築士法・建設業法・・と建物から設計者・施工する立場の方に関する事と多岐にわたって定められている。
前回も書いたが、これは何も呪縛や制約の類ではなく無秩序な開発の抑制と快適な住環境の保全及び安全な生活を守る“最低限のルール”が示されている。

現在進行中の新築案件。年末も差し迫り、師走は現場も同じ雰囲気を迎えつつある。
そんな中、請負者さんより竣工についての連絡があった。

「施主さんが年末に引っ越したいと・・」

以前にも同じ様な趣旨の話があったので、昔と違い現在は申請・審査~検査~竣工といった流れと厳正になっている状況を説明していた。なので、同じ事を再度話す事になる。すると

「検査、検査って誰が来るの?」
「施主さんは引越しの手配まで・・」

う~ん・・・。わかってないsweat02
今度は施主さんからも同様な趣旨でお話があった。心を落ち着かせつつ説明するも

「高齢で持病もある・・」
「自分の家に引っ越せないのは何故だ!」
「一体いつからそんな決まりができたのだ!!」

話にならない・・・。
決まりは決まりであって此方は法律には従う立場。解釈や運用する立場ではない
因みに建築基準法 第7条では
建築主は工事を完了したときは、国交省令で定めるところにより、建築主事の検査を申請しなければならない】
と明記されている。
建築士や施工業者ではなく 『建築主』に

施主と施工者が近い関係(血縁関係)の場合に、これと同じ状況が起こる確率が高いらしい。伝えるべき事を正確に伝えない。又は調べない

新聞やニュースなどで建築関連の話題が一時世間を騒がせた影響で、大多数の方々は法律に関心を持たれているように感じる

当事者となった時位、法律は守るべきであるし又、知るべきでもある

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住宅版エコポイント

先行きの見えない経済状況が続いている
企業も個人もこの薄暗い嵐をなんとか乗り切ろうと懸命

先日、政府から緊急経済対策の一つとして
『 住宅版エコポイント』
なるものが発表された。

これは
《省エネ対応型住宅の新築・増改築を行った場合、最大30万円のポイントが付与され以前あった家電品のものと同様に商品券や各種サービスに交換できる制度》とのこと

が、新築の場合でも増改築の場合でも最早ペアガラスや屋内天井・壁・床の断熱など標準装備であり今更・・な感は拭えない。しかも、増改築時は一部分は対応するがある部分は以前と変わらないケースがある。その場合は面積でポイントが算定されるのだろうか?

仮に断熱材でも性能や工法など数十種類に及び、充填した部分に隙間があれば効果は計算するような期待はできず、断熱サッシも建物全体で対処しなければ本来あるべき性能の確保は難しい
更に、家電品と違い費用は年収と=若しくは○倍となりポイント目当てで検討できる規模でも安直に扱える対象でもない。

判断基準云々など詳細は相変わらず“検討中”らしいが、冷え切った住宅関連産業の活性化を狙った施策であるのは間違いないと思われる
ネガティブな意見ばかりでは思い切った行動はできないだろうが、何処ぞの“素晴らしい”住まいを参考にして閃くには些か庶民感覚とはかなり遠く離れた視点の様な気がしてならない
フルスペックな住宅ではなくノーマルな住宅を参考にされては如何?

30万・・・照明器具1件分にも及ばないエコポイント。。。

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遵法意識

『法律』とは国若しくは行政(議会)が定めた決まりごと。憲法や条例・政令など様々な分野に於いてやって良い事悪い事、行うべき事行わなくてもいい事などが決められている。
良い法律・そうでない法律はあれど日本は法治国家なので、この定められた法に沿って機能しなきゃならない

建築分野に関しても例えば《建築基準法》という法律が存在し、建築物を建てる場合の約束事が事細かに決められている。
これはなにも“束縛”という意味ではなく、安全に又快適な生活をする上でせめてこれだけは守ってほしい・・という最低限度の“お願い”であるので、素直に従うのが道理といえる

先日、増築のお話があり現地へ赴いた。
現地では施主と請負者の大工さんと対面し、要望や計画内容などを伺った。その地域は都市計画区域内であったので事前に【確認申請】が必要な事などをお伝えした。すると・・・

「そんなものが必要なのか?」
「予定外の出費だ」
「検査はどこから来るのか?」
「自分の土地なのに」・・・

との申し出。建築の法規に関して詳しくない施主側からの発言であれば毎度のことなので殊更驚きもしない。が、この分野の専門職であるはずの大工さんも判っておられないのには愕然とさせられた。建物の仕様に関して一部分が法規に抵触することに理解を求める事は多々あれど、基本的な事柄に対しての知識の無さと理解の無さには些か。。。
止めは

“申請が通れば後は好きに造っていいんだろう?”

・・・sweat02
ここで法規講座を開くわけにもいかないので、後日ゆっくり計画の再検討を・・と伝え現地を撤収。すると翌日、施主から計画の中止のご連絡

数年前より建築分野に関しては法律の改定・制定や強化が繰り返されている。これに伴い書類・図面(記載項目)の増加と講習会とで業務量は以前に増して増え続けている。
これは一体何の為(誰の為)なのか?

大工さん曰く
「政治家と官僚・・いや官僚と企業の癒着云々・・」
「自分が造ったモンは狂ったことはない・・」

ではない。
最低限の法律は守ってくれ
という遵法意識の向上が根底にあるのではないかと思う

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???/???

このタイトルは一体何なのか?

答えは《分数》

住まいの設計に於いて、最初にヒアリングを行う。内容は日常の生活リズムや習慣、希望する部屋の数や広さ、来客の頻度~人数及び誰の客なのか?などなど多岐にわたり、赤裸々に家族の内幕を暴いてゆく。

“暴く”というのは多少語弊があるかもしれないが、全くその人物・家族を知らない者がその人達の住まう家を計画するのだから知る事に躊躇しては満足する計画は出来ない。

さて、冒頭に出てきたこの《分数》なのだが、計画段階での要望は往々にして願望と見栄が出過ぎて、実際に使う者に対して過酷で負担が多いだろうと想像できる形が現れる。

例えばリビングの広さ。要望はLDタイプで20帖以上。なのに家族は3人。窮屈よりは良いかもしれないがちょっと広すぎるんじゃ?と思うしお陰で他の部屋が圧迫されている。そこでこの理由を問うと・・・

「稀に大人数の人が来る事がある。」ということ

では、どの位の頻度で?と質問

「年に1~2回。5、6人くらい。去年はなかったけれど・・」

という返答。

1年が365日として来客される割合は1/365という事になる。確かにその時は重宝するかもではあるが、残りの364日間をこの1日の為に家族の空間に対して負担が伴うのは計画する者として些か疑問。それよりも家具に頼らず収納を増やしたり、他の部屋との関連性に自由度を与えた方が限られた空間を有効に利用できるのではないかと考える。

この様に、案外日常的に使う人よりも外部の目を気にする傾向が何処となく感じられる。

“御もてなし”も大切ではあろうが、広い部屋よりも狭く天井も低い方が落ち着いて過ごせる場合もある。こんな時は《分数》で諮ってみても良いのではないだろうか

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ストライクゾーン

“ストライクゾーン”といえば野球を思い浮かべる方が多いと思う。野球といえばもう直ぐ開幕するWBCの直前強化試合が行われています。殊更野球に興味はありませんが日本を代表して出場する選手には悔いのないプレーを魅せて頂きたいです

話を戻して・・・

この“ストライクゾーン” 私のような建物を携わる者にも分野は違いますが当て嵌まる言葉といえる。即ちお客さんとのお話を総合してプランを提示し、このプランがどの程度心を捉えているか?というこの度合いを測る範囲を現します。

人の嗜好・考え方・想像はそれぞれですから、このゾーンも人それぞれ。広い方も狭い方もあり、ストライクでもど真ん中しか受け付けない方もあります。

今日、リ・ガーデン物件のプランを再提示してきました。打合せにより要望の挙がった件について再度検証し洗い直したものです。が、前回のプランが煮詰まって出来上がった形であり私的には満足とはいえませんでした。という事で全く別のプランも持参

結果は別のプランがこのゾーンにヒット!前回のプランもゾーンに入っていたようですが、より真ん中に近づいた感触です。ホッとしました

お客さんからは「度々わがまま言ってごめんなさいね」とのお言葉を頂きましたが、私的にはこの紆余曲折が本当は大切だと思っています。

他からは“手間隙かけ過ぎなんじゃ・・?”ともいわれますが、このプロセスがストライクをより真ん中へ接近させる方法だと信じています

審判はお客さんなのですから

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プラン再構築

現在プランニング中のリ・ガーデン物件。数回の打合せを経て、先日概算設計見積&図面を提出してきました。

当初想定していた予算より仕様や規模が広がった分オーバーしてしまいましたが納得いただけましたgood

改めて図面と見積内容を説明しご夫婦共「うんうん。なるほど~」と順調に話が進み、計画とは全然違う世間話で話が弾んでいた途中、奥様より

「あれ、ココ物干し無くなるのよね?」

と。

確かに現在に至るまで利用頻度は少なかったとはいえ、今ある設備がなくなってしまうのは何だか惜しい・・というお気持ちになられたようです。このお言葉に隣のご主人表情が一気に険しくなってきました。

これまでの打合せでもこの辺のお話チョクチョク出ていたので気になっていたのですが、どうやらご夫婦間での“優先順位”に変化が出てきたようです。。。

図面上や現地で色々と協議をしましたが良いアイデアが浮かびません。

この様な時はひらめきよりもじっくり考えてみるのがお互いのためです。

ご主人は“今更・・”と奥様に対して不満そうcoldsweats01でしたが一度検証してみる事にしました。

さて、1週間の間ですが暫し思考をクリアにしてのプランの再構築

これも《心安らぐ空間造り》へのステップです

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設計価格

住まいを建てる、又は住まいのある部分を新しくする・・一人で若しくは家族内で話し合う場合、色々な希望や要望が芽生えてきます。でもその中で一番重要になってくるのは正直なところ

『予算』dollar

だと思う

当方のような設計事務所にご相談頂いた場合でも、要望・希望を伺いつつも気になるのは予算です。 

因みにご希望に適ったプランを提示出来たとしても、徴収した見積で出てきた金額と余りに大きく隔たりがあっては“絵に描いた餅”になるわけで、此方としてもプランニング段階から伺った予算内に納まる様に考えなくてはなりません。これが設計価格というもの

勿論、この価格は直近1年間の工事物価を表した資料や、あらゆる媒体を介しての市場調査をした単価を基本に想定するわけなので飽く迄も“推定(希望)価格”。最新の且つ地場経済状況による価格変動には残念ながら追いつけませんので多少のズレが生じてしまいます

この辺りを度外視してデザイン優先やイメージ先行で夢を膨らませるのは容易き事。でも最終的に納得頂けるモノを提供するにはあらゆる角度で詳細な検討が必要。完全オーダーで全てが造り上げれればそれに越した事はありませんが、比例してその分価格は上昇してしまいます。

現在の様な先行きの不透明な経済状況に於いてはこの辺の感覚も設計に従事する者として益々必要なスキルだと感じます

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もっと住まいに関わろう

近年の住宅に関して・・・

昨年から続く経済状況の悪化に伴い製造業を始めあらゆる業界で暗いニュースが世の中を覆っている。当然住宅業界にも当て嵌まっており、それぞれに対策を講じられているようですが全体的に見て住宅着工件数は下降線を辿っています。

そんな中、今月は2件のお宅の建て方(一般に言う棟上です)に携わらせていただきました。そのどちらも施主は若い方です。建て方当日の施主及びご家族の表情は目前に現れる自邸への期待とドンドン進んでゆく作業への驚きなど笑顔がいっぱい。勿論此方としてはそのお気持ちに応えようと一層身が引き締まります。

さて、皆さんが自邸を建てたとして何回現地を訪れるでしょうか?

数回・・・?

確かに日々の生活や仕事があるでしょう。見ても判らないから・・とか気にはなるけれどなかなか忙しくて時間が確保できない・・どこかのTV番組のような“感動のご対面”を好まれるケースもあるでしょう。

でも、それで良いんでしょうか。

昨今、施主のポジションは依頼した側から提示された中ものをチョイスする事が多くなっています。共働きであったり先に書いたこと等を考えると意匠など限られた部分への決定(選定)権はあるがその他の根本的な部分への意思決定権は存在しないような気がしてならない。

これは業界が需要(施主)側の要望に応えたシステムでもあるだろう

でも、このシステムで本当に良いんでしょうか。

答えを出すのは施主である皆さんです

依頼された側のイメージと依頼した側のイメージは時間が経過すればその分だけズレが生じてしまいます。これは如何ともし難い事実

それを少しでも埋め合わせ適合させるにはどうしたらいいのか

現地へ足を運び実物を見ること、話をすること

そして、関わる事

多忙なのは判るけれど、もう少し住まいに関わりませんか?

カチカチに捉えず遊び気分でも良いと思う

そうする事で新しい生活のイメージが益々沸いて楽しみが生まれるのはないだろうか

もう少し住まいに関わろう

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今年最初の依頼は・・・

明けましておめでとうございます!

暗いニュースが多かった昨年でしたが、今年は少しでも明るい気持ちで過ごせる年となるように期待したいですね

さて、新しい2009年最初のご依頼が参りました。有難い事です

テーマは『ペットと共に成長するガーデン』

ご主人が自ら造り上げられたお庭と、途中から家族の一員となったペット(犬2匹)の小屋との最適化を図るのが主な目的です

年末に最初の打合せ・現地確認を行いましたので、伺ったお話を噛み砕きながら現在提案プランを構想中

今回は“ご夫婦の願いを適えつつペット君(?)達の快適空間を探る”という微妙なバランス感覚が求められます。

建物から一歩外に踏み出していますが新しいチャレンジングな案件です!

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偶には・・・

一般に設計士へ建物の設計を依頼すると”建物だけ”と考えられている事が意外に多い。確かに今の世の中エクステリア専門の方もいらっしゃいますからその様に感じられるのも致し方のない事。

が、建物(住宅)の設計をする場合は要望や家族構成、生活リズム・趣味などプライベートな事も計画する上で重要な要素ですが、敷地周辺の環境、風の向き、日照なども重要な要素として組入れたトータルな計画をします。例えば周囲が建物で囲われていてもどこかに風の通り道なんてものがあるはずです。

さて、この度久し振りに建物廻りの工事(外構)を行ないました。

20081119120149 ←玄関へのアプローチ『門』です

今回は普段見られるようなブロック塀や既製品ではなくメインにガラスを採用。全てオーダーメイドでの作成です

メリットは素材も自由に選べますし、デザインも形もサイズもじっくり考えて決める事が出来ます。確かにデメリットとして”高価になる”ということがありますが、同規模の既製品と比べても遜色なく意外にも安価に出来たのには多少驚きも ^^);

制作期間は約2週間程度。取付は全体工事の最終段階ですから着手する前までに決めていれば、他の工事を進めている内に製作できます。

200811191202241_2 →門柱のアップ

表札を門柱として一体的に構成しましたので文字は奥様に書いていただいた手本を掘り込んで作成。(文字横のスケッチも)

偶には目線の違った外構もいいですね~

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